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病理診断と病理判断の違いとは?

病理診断と病理判断

医療費の明細書をきちんと見てみると、病理診断料と病理判断料という一診療報酬点数の違う2つの似た名前の項目があります。
患者様の立場からすると、一番大きな違いはその2つの窓口での支払額の差なのですが、その項目の内容の違いについては詳しく知らない人の方が多いのではないでしょうか。

 

 

病理診断と病理判断の違い

 

その一、検査を行っている場所が違う

病理診断も病理判断も、主に病変の検査および診断を指しているのですが、その検査を行っているのが通院している医療施設で行われていれば病理診断となり、他の施設(登録衛生検査所など)に外注されているのであれば、病理判断となります。

つまり、かかっている医療施設に病理医が常駐している環境が整っていれば病理診断となり、病理医がおらず他の検査所から病理医の報告を受け取って主治医が判断している場合は病理判断となるわけです。

 

その二、病理医の責任が違う

病理診断を行うのは医療施設に従事する病理医であり、主治医とほぼ同じ立場で病変の判断を下す医療行為を行うのに対し、病理判断では報告書のみを制作しそれを読んだ主治医の判断に委ねられ、病理医自身は医療行為を行っていないというのが違いの一つです。

病理診断を下す際は患者本人に病変の説明をする、治療方針の決定に携わるなど、病理医の責任が増えることになります。

 

その三、診療報酬点数が違う

病理診断料は400点、病理診断料は150点です。
1点10円の計算ですので、病理診断の場合400点×10円=4000円
病理判断の場合は150点×10円=1500円
窓口で実際に払うのは3割負担としても、病理診断の方が病理医の本来の仕事として換算される仕組みになっていることがわかります。

 

病理診断と病理判断、患者にはどちらが良いの?

病理医の本来の仕事の一つである病理診断を行い、その対価として診療報酬点数が算定されていますが、実際に窓口で支払う患者の立場になると医療費は安い方が良いと思ってしまうもの。

しかし病理診断に急を要する場合、医療施設で早急に病理診断を行える環境というのは、何よりの強みになります。刻一刻と変化する病変にタイムリーに対処していくには、病理診断は欠かせません。

また使用した薬の効き具合や病気の進行具合など、より専門的な立場から実際に説明を求められるのは、患者にとっても大きなメリットになります。
それらを総合的に捉え、どのような医療施設で検査を行い、手術を受けるのか考えてみるのも大切なことなのではないでしょうか。

 

病理診断委託をご検討中の方はぜひ一度、淀屋橋クアトロアールクリニックへご相談ください。

 

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