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病理医が不足している病院ではどのような問題がおこりうるか

産婦人科医、小児科医が不足し、内科医、歯科医、皮膚科医が人気を集める中で、医師のアンバランスと相対的な不足はこの10年間で深刻なものとなっています。激務に対して見合っていないとされる報酬と、生死に関わる責任の重さは、超少子高齢化社会においてその責務がますます重要視されてくると言えます。
そんな中で、患者の目に直接触れる機会が少ない病理医の不足も深刻な問題となっているのはご存知でしょうか。

そこで今回は、病理医が不足している状況においてどんな問題が起こりうるのか推察していきたいと思います。

 

【病理医が不足していると起こりうる問題】

 

(1)病気の診断が遅れる

治療において早期発見がなによりも重視される「癌」にとって、『診断が遅れる=命取りになる』ことを意味しています。

進行する悪性の腫瘍なのか、そのままにしておいても良い良性のものなのか等、検査するその場で病理検体を観察して診断ができれば、癌や良性でも増殖などの危険性、将来癌になる恐れのある組織であれば手術を同時期に行って治療をしていく方法を取ることができます。

しかし、病理医が不足していると、診断を待ってからの治療になるので、治療を開始する頃には病気の範囲が広がっていて、患者の体に無理な負担をかけて再度手術を行うケースも考えられるのです。

 

(2)有効な治療方法を見つけるのが遅れる

抗がん剤にも種類があり、効き目については『個人差』と『個体差』が大きくあることはよく知られています。

より人体に負担をかけず、癌細胞だけを死滅させる抗がん剤の開発が昼夜なされている中で、現時点で優先されるべきは、その治療方法が患者に最適かどうかを見極めるという点です。

病理医が不足していると、薬の効果の判断が遅れてしまい、副作用のほうが強く出てしまうことも考えられます。そうなってくるともっと有効な治療方法があったのではないかという問題が出てくるようになります。

 

(3)治療期間が長引く、もしくは治療方法が制限される

上記の(1)と(2)を踏まえると起こりうるのが、治療方針を切り替えるタイミングが遅れて治療期間が長引き、その段階で手遅れとなり治療方法が制限されるなどの問題が考えられます。

初期診断において病気がどのぐらいのスピードで進行しているかなど、より具体的な情報を知ることは、患者にとっても治療方針を決める主治医にとっても必要不可欠なのです。

 

【これらの問題を踏まえて】

 

病理医不足の問題に関して、現在では国も動き始め、人工知能の開発に予算を投じ実用化に向けて研究進めています。進行性の癌にとって診断の遅れという最大のリスクをカバーするために、医療機器の開発が進められ、「バーチャルスライド」という遠隔地にいる病理医でも診断ができるという、診断の時間短縮に繋がる撮影機器が登場するなど、病理医不足をカバーしようとする流れもあります。

しかし、最終的な診断を行うのは、多くの病気の知識、経験を持ち、複合的に考え答えを出せる病理医であり、単一の答えを導くのが得意なAIや優秀な医療機器が発展しても、根本の病理医の不足する環境では患者の望むスピードで治療を行っていくことが難しくなります。

今後ますます病理医の不足から起こりうる問題を、どうカバーしていくかが、医療現場において最大の課題となっています。
病理診断委託をご検討中の方はぜひ一度、淀屋橋クアトロアールクリニックへご相談ください。

 

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